自分の強み

こんにちは!モンテッソーリ教師の大橋宏美です。

「日曜日の初耳学」の番組で、東進ハイスクールの人気講師である林修先生のインタビューコーナーがあり、今一番話を聞くべき人として、 最強のマーケター森岡毅さんが紹介されていました。

日本企業の救世主と言われる 森岡さんはあのUSJをV字回復させた立役者で、入場者数は3年で400万人から1400万人を超え、あのディズニーシーを上回りました。他にも丸亀製麺の集客数を伸ばしたり、西武園ゆうえんちの来場売り上げをコロナ前の約13倍にするなど、名立たる企業の再建を行ってきた方です。

USJを映画だけでなくゲームやアニメのコンテンツをとり入れたのは、数学的に導き出した答えであり、はじめから関西における映画だけのテーマパークは失敗するのは明らかだったそうです。

それは関西圏と関東圏を人口比でみると大阪は3分の1のマーケットしかないこと、エンターテインメントにおけるコンテンツで映画は10%しかないことなど、数学から導くとお客さんを広くとらないと勝てないことがわかるのだそうです。映画のテーマパークだから何でもありはダメなど、伝統や先入観にこだわらず、情緒に流されず、あくまで論理的に考える事が成功への唯一の近道だと言います。

森岡さんは他にも、多額の負債を抱え破綻したグリーンピア三木(年金保養施設)をネスタリゾート神戸として建て直し、2020年コロナ過の中で黒字化しました。ここでは何にもない不便なところにある環境を逆手にとり、大自然でしかできないことを取り入れ2年で集客を3倍にしました。

森岡さんはとにかく勝たせるの が大好きで、どうやったら圧倒的に勝てるかを数学的に考えるそうです。

今の学生に「なぜむずかしい方程式を解くのか」と数学を勉強する意味を聞かれたら、答えはただ一つ。問題にたどり着くために論理的に考える練習をしている。つまり問題解決能力を鍛えているのです。それにより人生の視野が広がる。論理的思考が出来る人はやりたい事が叶っている人が多いのです。

森岡さんは小さい頃から数学が大好きで、逆に数学以外自信が持てる所がなく、漢字が覚えられない、逆さ文字を書くなど国語はどんなに努力してもダメだったそうです。重度のチック症状もあり、人前で話をするのも苦手な子どもだったそうですが、自分のまわりの大人(教師や親)が森岡さんの得意を伸ばしてくれ、今の自分があるのだとおっしゃっていました。自分が人と関わるのが下手で、一人で考えるのが得意という、自分が欠点だと思っていた所が実は良い所だと教えてくれたのです。

誰かが見つけてあげる事で、その人が活きる。

学校の先生や親など、周りの大人が子どもにしてあげられる一番価値が高い事ではないでしょうか。

今の社会や学校はすぐ平均値へ持っていこうとしますが、森岡さんは「苦手なものを伸ばす」のには否定的で、それなら得意を徹底的に鍛えた方がいいと言います。つまりバランスの悪い人間の方がよく、弱みを頑張っても平均(普通)にできるようになるだけで、それは強みにはならないのです。

つまり弱みを掘ることは動かない定数にチャレンジしているに他ならない事で、仕事で例えると会社で経理をまかされたが数字が苦手。一年やってもうまくいかず自信を無くすくらいなら、見切りをつけて新しい事をしたほうがいいのです。定数を動かそうと労力を使う事は、叶わない努力をしているのと同じで、追い詰め疲れていき自分をコントロールすることができなくなります。

自分が褒められた事を考えると、必ず強みから結果がでるはずなのです。

「要領がよくない人」を客観的に見ると、どうしようもない事に取り組んでいて、一人の力ではどうしようもない事に時間と労力を使っている。論理的にどこに集中するのか紐解いていくのが数学的アプローチです。

強みを徹底的に磨く、つまり自分の中の強みを見て「こういう事が好き」「こういう事が得意」と見定める事から全てが始まるのです。

「私なんにも得意な事がないけれど、どうしたらいいですか?」

得意がない人ではなく、得意なことが分かってない人であり、人と比べるから分からなくなるのです。

自分の中で「好きだな」「やってて面白いな」という行為、つまり動詞の中にヒントがあるのです。

サッカーが好き(名詞)

サッカーの作戦を考えるのが好き(動詞)

つまりサッカーの何をしている時が楽しいのか(好きなのか)を考える。サッカーの作戦を考えるのが好きなら、彼にはリーダーの要素があるかもしれないし、分析能力が優れているかもしれないのです。

自分の好きな事を名詞ではなく動詞で考えると自分の強みがわかるのです。

今はコロナ過で地方に移住する人が増えていますが、都会より田舎の方が好きな人は自分の強みが見つかるかもしれませんね。

森岡さんの名言「ナスビはナスビにしかならない」

だからナスビであることを、誇りに思うようにしてあげなければならない。ナスビに「キュウリになれ」「玉ねぎになれ」と言い続けてたら、しょぼくれたナスビにしかならない。だから立派なナスビにしてあげることが大切だと人を育てる基本を教えて頂きました。

森岡さんのお話が教育的に勉強になるので、早速3冊の本を買ってしまいました。

森岡さんはチック症やコミュニケーションが苦手、ニトリの社長も発達障害で小学校4年生になっても自分の名前を漢字で書けなかったそうです。人と同じではなくても、自分の強みを見つけた人は社会で活躍している方が沢山います。

自分の強みは何ですか?

自分の子供の強みは何ですか?

その欠点はもしかしたら大きな強みかもしれませんよ。




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