子どもの敏感期

こんにちは!
モンテッソーリ教師の大橋宏美です。

つい最近、お客様で一児のパパさんが「子供って何で同じことを何回も繰り返してやるんだろう?」「なんで飽きないのかな?」という事を話されていました。

子供には自己教育力といって、生まれた時から「出来るようになりたい」「成長したい」という本能があります。たとえば誰に教えられた訳でもなく、いつの間にか歩けるようになったり、言葉を話すようになるのがその為です。

その自己教育力を発揮させるために、0~6歳までが持つ特別な「敏感期」があるのをご存知ですか?
敏感期とは「ある能力を得るために、一つの事に特別に敏感になる時期」をいいます。

大人がイタズラだと思っていた行動も、じつは子供は自分が必要な動きを獲得するために何回も繰り返し練習しているのです。気がついたら箱ティッシュや、おしりふきを全部出されてしまった・・・なんてことありませんか?
その行動は微細運動といい、子供は掴む、引っ張るという手の指の動きを獲得するための行動なのです。

この手を使った細かい動きは脳の回路を増やすのに、非常に大切な役目を果たします。
だからといって、ティッシュペーパーを出されては困りますよね。
そういう時は代わりになるもの、箱ティッシュの空箱に100均で白いフェルトを切って入れて、子供専用の箱ティッシュを作って、何回もつまんでは出すを繰り返し出来るようにしてあげます。

モンテッソーリ教具 円柱さし

敏感期には運動の敏感期、秩序の敏感期、感覚の敏感期、言語の敏感期、数の敏感期、文化の敏感期などいろいろあります。たとえば秩序の敏感期でいうと、いつも同じにこだわって、食事の時に家族みんながいつもの同じ席に座らないと泣き出したり、怒ったりします。

また車のおもちゃを縦一列にずっと並べたがります。他の人がさわると怒ったり、こちらが話しかけても聞こえないぐらい集中しています。

これらのこどもの敏感期は、子どもの正しい育ち(正常化)に必要な行動ですので、頭ごなしに怒ったり、やめさせたりせずに子供が満足するまでやらせてください。「出来た」という達成感を子供にたくさん経験させてあげて下さい。

それでも子供が寝る時間なのにやめないとか、出かける時間なのに困る時は終わりの時間を子供に決めさせて下さい。時計が読めなくても時計の針が3のところでおしまいとか、砂時計を使って砂が全部下に落ちたら終わりなど、大人が決めるのではなく、子供自身に決めさせて自分で終わらせることが大切で、その繰り返しが自分の行動に責任を持つことに繋がります。

お仕事や兄弟の育児も忙しく、こんなことできるかと思う方もいると思います。
でも人間の脳は乳幼児期に80~90%成長することからも、この時期のこどもはスポンジが水を吸うようドンドン吸収していきます。この敏感期の時期に子どもが簡単に獲得できた事は、大人になってからやろうと思っても相当の労力が必要となります。

この時期にしかない敏感期を大人が知ることによって、子どもの心も体も大きく成長するように、私も微力ながらお手伝いさせて頂きたいと思います。





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