こんにちは!
津山です(^^)
オミクロン株が猛威を振るっていますが皆様は体調に変化はございませんでしょうか?
今日は肌のバリア機能について少しお話ししていきたいと思います^_^
専門的な話になったり、聞き慣れないワードが出てくると思いますがなるべく分かりやすい説明を心がけますので最後までお付き合いください。
コロナウイルス蔓延の影響で我々の生活にアルコール消毒が無くてはならない存在となりました。
ウイルス感染予防のために事あるごとに手指消毒をしないとならなくなってしまいました。
アルコール消毒はコロナ予防に有効ですがその反面手の乾燥に悩まれている方も多いと思います。
冬の乾燥+アルコールによる乾燥というダブルパンチでお肌に対してすごく負担が大きくなっています。
手洗いや、アルコール消毒を繰り返すと、肌表面のバリア機能が低下し、皮膚から水分が抜け出てしまうようになります。
特にアルコールは、新型コロナウイルスの表面にある「脂肪の膜(エンベロープ)」を破壊し、ウイルスにダメージを与える働きを持っています。
しかしその一方で、アルコールの持つこの働きは、ウイルスのエンベロープだけでなく、肌の皮脂膜も溶かして除去してしまうのです。
特に高濃度のアルコール消毒液の場合は、ウイルスを無毒化させる効果が期待できる反面、皮膚の油分を奪うリスクも高くなります。
ここで少し肌の構造についてお話ししていこうと思います。
まず人の肌は3つの層になっています。
表面から
「表皮」→「真皮」→「皮下組織」と分類されています。
肌のバリア機能を管理しているのは「表皮」です
もう少し深く説明すると
表皮はさらに4つの層で構成されており4層の1番上側の「角質層」という部分がバリア機能の主役となっています。
角質層は肌内部の水分を逃さず外からの刺激を侵入させない「保湿」と「防御」の役割があります
画像の中にある「セラミド」がお肌をみずみずしく保つために重要な役割を担っています。
セラミドは水に馴染みやすい部分と油に馴染みやすい部分をもっており。
水に馴染みやすい部分同士が向き合って層になり水を抱え込んで逃さないようにできています。
言葉だけではピンとこないとおもいますのでこちらの画像をご覧ください。
手洗いやアルコール消毒により、角質層の「保湿」と「防御」機能に影響を及ぼし乾燥、ひび割れ等の肌トラブルに繋がっていきます。
では肌トラブルを回避するためにはどうすればいいかですが
1番簡単なのはアルコール消毒をやめてしまうことです。
ですが現状、アルコール消毒をしないのは不可能です。
ですので日頃のケアを徹底するようにしましょう
具体的には
●低濃度のアルコールもしくはノンアルコールタイプの消毒薬を使用する
●手洗いで石鹸を使用する際は優しく包み込むように洗い石鹸が残らないようしっかり洗い流す
●手洗いは高温のお湯でなく常温かぬるま湯で行う
●手洗い後手を拭く際は強く擦らず優しく水分を拭き取る
●水仕事はゴム手袋を着用する
ただしゴム手袋を長時間着用すると蒸れやすいので短時間の使用を心がけてください
●手洗い後、消毒後は速やかにハンドクリーム等でお肌の保湿をする
以上の項目を意識していただければ、お肌のバリア機能を守る事に対して非常に有効なので面倒ではありますが肌トラブルに悩んでいる方は実践していただければと思います(^^)
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