小学生モンテッソーリ教育

すっかりブログをご無沙汰して、申し訳ございません💦
自分の学びに夢中で、情報発信が足りなさすぎると反省しております。

２月１１日、１２日に東京の世田谷区にあるモンテッソーリ・フアームさんの現地体験会に参加してきました。日本では数少ない小学生モンテッソーリ教師資格をお持ちの、あべようこさんのお教室です。

モンテッソーリ教育をご存じの方なら知らない方はいない？ぐらい有名なあべようこさんは、たくさんの書籍も出版されています。
私もすべて購入していますが、昨年とうとう「小学生のためのモンテッソーリ教育」を出版されました。その記念イベントとして、今回の現地体験会が開催されました。
東京での開催なので悩みましたが、モンテッソーリ・ファームさんで働いている友人に勧められて参加を決意しました。
彼女とはモンテッソーリ教育を共に学んだ同期で、今でもお互い情報交換しています。それも後になって知ったのですが、彼女はあべようこさんの大学からの友達でした。その彼女が今回のセミナーの内容は素晴らしいからと勧めてくれたのです。

今回のセミナーは２月４日にオンラインセミナー（３時間）があり、まずは小学生モンテッソーリ教育について全体を学びます。本を読むだけではわからなかった事も、丁寧に説明して頂きました。
特にグレートストーリーが素晴らしかったです。
小学生クラスは、グレートストーリと言われる素話のようなお話からはじまります。地理や生物などそれぞれ６分野のストーリーがあり、その学びの導入のために行います。子ども達が先生のお話にワクワクしながらどこに興味を持ち、広げていけるのか。

つまり知識を植え付ける為ではなく、感情的な刺激や影響を与えて、私たちが生きている世界はどのように出来てきたのかを楽しむ時間です。小学生はダイナミックなお話しが好きらしく、教師は自分の言葉で語れるようにかなりの訓練が必要です。

子どもに理解させるのではなく、印象付けるのが大人（教師）の役割です。

１１日の朝一の新幹線に乗って憧れのファームさんに到着。
一階には受付とアートスペースがあり子ども達の感性を磨く環境が整っていました。
１日目
第１分野　地理について
第２分野　生物について
第３分野　歴史について
２日目
第４分野　言語について
第５分野　数について
第６分野　幾何について

盛りだくさんの内容に頭がいっぱいになりましたが、ここでも全国からモンテッソーリ教育に熱い思いを持った先生方と出会えました。本当に参加してよかったです。

幼児期と学童期の違い
　●家族から離れてクールになる
　●想像力や抽象化する力が育つ
　●推論する心が芽生え、論理的に考える

乳幼児期はまわりの見たもの、聞いたものをスポンジのように吸収する力があります。

この吸収する力は６歳頃には消えていき、思い通りに身体を動かせるようになった児童期は「自分で考える」事を本能的に求めるようになります。つまり「自分で考えたい」「自分で学びたい」「世界のことをもっと知りたい」こんな気持ちが高まる時期です。

暗記するだけの勉強ではなく、本人が興味を持ったことを自分で調べて学びます。

人から「やりなさい」と言われたことを、大人でも興味がもてますか？

子どもの発達を知り、子どもがワクワクする学びたい環境を整えられているのが、モンテッソーリ教育の小学校です。決まった場所にずっと座って聞くだけではなく、どこに座るのか何をするのか自分で決めて行います。

残念ながら日本にはモンテッソーリ教育の小学校がありません。せっかく幼児期にモンテッソーリ教育で育んできた力を、そのまま伸ばしてほしい。

私のお教室にきている子どもたちが、小学生になったらどうなるのだろう？
もっと考えたい、深めたい時期に子ども達は忙しすぎて考える時間はあるのでしょうか？

そんな思いからモンテッソーリ小学生教育を学びたいと思いました。
小学生モンテッソーリ教師資格は、今は海外でしか取れません。それでも、今できることを少しでも始めていきたいと思います。

私は本当にご縁に恵まれていて、大阪で小学生モンテッソーリ教師資格をお持ちの先生ともお知り合いになることができました。またいつもお世話になっている豊中モンテッソーリ研究所の竹内先生も、小学生クラスをされていて、教具もたくさんそろっています。
無理言って「教えてください」とお願いすると、快く教えていただけました。

素晴らしい先生との出会いがあり、自分にできることから学び続けていつか小学生クラスを作りたいと思っています。

モンテッソーリ小学生教育に興味のある方は、ぜひあべようこさんの本を読んでみて下さい。
お勧めしますよ。

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